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誰もほとんどいない

9月半ばの旅。

静岡の大井川鉄道、オプト式列車に乗ってきました。

有名なのは、千頭からバスに乗って寸又峡、夢の吊橋コースですが、私は井川線の終点、井川まで行き、ハイキングしてきました。

ここにも夢の吊橋があるんです。

有名コースと違い、誰一人として会うこともありませんでした。

自然の中でひとり・・・ああ、こんな感じなのか・・・

駅近くでオープンなお店があり、そこのおじいさん、これがまた、忍たま乱太郎に出てくる校長先生に似ている!

カツラだと思われる中央の分け目から糊?がはみでているような??(ごめんなさい)

 

廃線路の上や森の中を歩き、吊橋へ!

ああ、ここで吊橋から落ちても誰もみつけてくれないかもしれないと悲しくなるぐらい誰もいない。

吊橋をすぎると大仏様にお会いできます。

 

千頭~井川間では、左のような電車が走っています。

途中の駅、これが駅?というような、少し地面をもりあげただけのところもあり、

車内アナウンスでも「降りられても何もありませんし、道は繋がっていません。」というようなことを言われます。

しかし、人間っていうのは、そういわれると降りてみたくなる。

確かに何もなく、森があります。かつては工事の人達が乗り降りした駅らしく廃小屋もあります。

車掌さんに降りる際、「あまり遠くに行かないように、次の電車時刻の5分前には戻ってきて下さい。

電車がくれば気づいてくれるように合図して下さい。」と言われていたので、さすがに不安になってそれに従いました。

 

いつも人にまみれていれば、時にはひとりになりたいのです。

自然に囲まれていたいと思うのです。

しかし、自然の中での心地よさの時間を過ぎれば、自然の大きさに気づき、無力さに気づき、怖くなってくるように思います。

そして、誰かがいることのありがたに気がつきます。