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気になって、気になって

数年前から、ベランダに3本ある柑橘系の木にアゲハ蝶が卵を産み付ける。

1年に何度かアオムシを見かける。

アオムシもいくつかも顔があるように感じる。

 

今年の9月はいつになくアオムシと青くなる前の毛虫が多く、10匹ほどになっていた。

卵の産み付け間隔が短すぎるので、「そんなに葉っぱはないのに・・・」と思っていると案の定、足りない!

葉っぱはほとんどなくなり、干からびているアオムシや毛虫もいる。

アオムシは大食漢なのだ。フンの量も多く、ベランダに落ちているフン(汚れ)でアオムシの存在を知るぐらいだ。

ひょっとしてキャベツ食べないかな、と思い、キャベツを置いてみたが見向きもしない。

 

数日後、アオムシの姿がまったくみえない。

蛹になったのか、と少しホッとする。

蛹がやぶれていて、蝶の姿がなければ、無事に成長した証。

何やら一仕事終えたように嬉しい。

 

しかし、飛んでいく蝶ばかりではない。

蛹のまま出られない、羽が曲がっている、くっついている・・・ほんのほんの少しなのに。

がんばれ!といくら私が気にして思ってみても、残酷な結果が多い。

数日後、力つきてしまう。

 

何もできない。

 

卵を産みに戻ってくる蝶にむけて、「早く葉っぱを出してね。」と木に水やりをしている。