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トイレはとても大切

 

トイレ話いろいろ

 

最近は、持続可能な開発目標(SDGs)という言葉を目にすることが多い。そして、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」まだまだ野外排泄の国がある。

日本ではどこへ行ってもトイレが整備されているからありがたい。写真は、礼文島の最北端と書かれたトイレ。私も2年前、お世話になった。その日は夏にもかかわらず風が強くて寒かった。で、まずはトイレ。

 

私の学生時代の話、もう40年近く前になる。理系である私の学部校舎は、数階建てであるが、女性トイレは1階にしかなかった。他の階は、男女兼用(とも何も書かれていない)トイレで、誰もが使用権利あり、ということだ。2階以上での授業の合間には私も利用していた。トイレでどうクラスの男性といっしょというのもあまり心安らかではないが仕方が無い。あるとき、トイレに入っていると「プー」という音。その後、出るのが同時だったのでその主はわかり、お互い恥ずかしいと思っていたところに別の同級生が、主に「恥ずかしくない?」の質問。私は、どんなジョーク飛ばそうかと思っていたところ、その主は「いいや。トイレでは当たり前のことやからなあ・・・」と、素知らぬ顔。エライ!質問した同級生も「確かにそうや。」で終わった。こちらも素直ちゃんだった。当然、その後も私は必要に応じて、そのトイレを使用した。

また、その男女兼用トイレにいつも扉付きトイレを使用する男子もいることを知った。その使い方は、人それぞれであるが、トイレは、用を足すこと」それが目的である。

 

LGBTQ+抱える課題の中でトイレ問題も大きい。トイレに行きたくてたまらないときに、そこに女子/男子トイレしかないうえに、人がいっぱいいたりしたら・・・と毎日ストレスが溜まるだろう。

男女分けないトイレはどうだろうか?アメリカでは、それは犯罪につながる可能性もあることから踏み切れていないとのこと。

 

ジェンダー平等ということをメインに女性推進もますます盛んで、女性推進施策の公的審査において、「女性トイレを設置しました」という企業があったと聞く。ちょっと違うように思う。

 

これも30年近く前、中国、インド、エジプトを旅行した際、トイレが日本とはまったく違うことを知った。当然、その理由も様々。こちらがどう使っていいのかわからないトイレも多々あった。今は変わっただろうか?外国人にとって、日本のトイレはどうなのであろうか?どれがいいのか、どうすることが快適なのかは、わからない。

 

トイレはとても大切。身近で当たり前のようで当たり前でない。

 

もっと多くの人が心安らぐ場所にするにはどうすればよいのか?